ダイエットにインナーマッスル・体幹(コア)トレーニングは必要なし!

      2017/04/17

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ダイエット ビフォーアフター

栄養士/フィットネストレーナーシンです
📚詳しいプロフィールはこちら:ダイエット劇的ビフォーアフター【120kg→60kgまでの経緯と体験談】人1人分痩せた方法

 

今回は最近になってよく聞くようになった「インナーマッスル」「体幹(コア)トレーニング」についてのお話です。

まずは結論から言っておきます。
「目的がダイエットの場合、インナーマッスル・体幹トレーニングは必要なし!」

…ということになります。
では、なぜ「必要なし!」と断言できるのか、解説していきます。

インナーマッスルとは

「インナー=内側の」「マッスル=筋肉」、つまり身体の表面からは見えない筋肉のことをインナーマッスルと言います。インナーマッスルは肩、胸、腹、股関節など全身に存在する細かい筋肉の総称です。

インナーマッスルの対義語として「アウターマッスル」があります。あまり聞き慣れないと思いますが、アウターマッスルとは一般的に言う「筋肉」のことで、腹筋や腕の筋肉など、外から目で確認できる筋肉のことです。

基本的にはインナーマッスルもアウターマッスルも機能に違いはありません。どちらも「筋肉を収縮させることによって、骨(体)を動かす」という機能・役割があります。単に「外に面しているか」「内に潜んでいるか」の違いだけなのです。

体幹とは

「体幹」とは一般的には「胴体」という意味で使われることが多いです。専門的に言うと横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群の4つの筋肉のことを言います。

こらら4つの筋肉もインナーマッスルに分類されます。これらの筋肉は先程述べた「骨(体)を動かす」というよりも「骨(姿勢)を安定させる」という機能が強くなります。

ですので、特に筋トレなどをしていなくても、普通に生活する際に使われるので、著しく衰えることがなく、特別な理由がない限り、鍛える必要のない筋肉だと言えます。

ダイエットにインナーマッスル・体幹トレーニングは必要か?

冒頭でも言いましたが、結論は「必要なし。アウターマッスルだけを鍛えておけば十分」ということになります。その理由を解説します。

理由1.ダイエットに不必要である

スポーツ技術の向上や、筋力をガンガン上げていくためにはインナーマッスル・体幹トレーニングは必要になります。

しかし、目的が「ダイエット」の場合、インナーマッスル・体幹を鍛えたところで、ほとんど役には立ちません

例外的に腹横筋だけは、ウエストを引き締める効果があるので、トレーニングする価値はありますが、他のインナーマッスルは個別に鍛えたところで、ダイエットには何の役にも立ちません。

理由2.消費カロリーを稼げない

筋トレで消費カロリーを稼ぐためには、脚・背中・胸などの大きな筋肉を鍛えるのが一番手っ取り早く、効率的です。

一方、インナーマッスルは筋肉のサイズが小さいため、カロリー消費の効率が良くありません

限られた時間と労力をインナーマッスル・体幹トレーニングに費やすくらいなら、スクワットやベンチプレスなど基本的なトレーニングをしっかりやり込む方が、ダイエット効率は圧倒的に良くなります。

理由3.インナーマッスルは大きくなりにく

筋肉が大きくなるということは、その分、基礎代謝が増加するということです

基礎代謝とは「何もしなくても、勝手に消費されるカロリー」のことで、1日の消費カロリーの内、60~70%を占めています

インナーマッスルはアウターマッスルに比べ、筋肉自体が小さいので、その分、大きくなる割合も大したことはありません。
やはり、インナーマッスルを鍛える時間と労力があるなら、大きくなりやすいアウターマッスルを鍛えて基礎代謝の向上を図る方が、ダイエット効率は良くなります。

理由4.インスリン感受性向上や成長ホルモン増加が期待できない

脚や背中などの大きな筋肉のトレーニングをすると、インスリン感受性が向上します。
インスリン感受性とは「筋肉と体脂肪に栄養素を送り込む割合」のことで、高いほど筋肉に、低いほど体脂肪に栄養素が送り込まれやすくなります

つまり大きな筋肉を鍛えることにより、摂取した栄養素を優先的に筋肉に送り込むことができ、結果的に体脂肪の増加を抑えることができます

また、大きな筋肉のトレーニングには成長ホルモンやテストステロンなど、強力な脂肪燃焼作用のあるホルモンの分泌量を増加させる作用があります

一方、サイズの小さいインナーマッスルのトレーニングはこれらメリットがほとんどありません

理由は「筋肉のサイズが小さい」ことと、小さいが故に「重いものを扱えない」からです。筋肉自体が小さく、筋力も弱いインナーマッスル・体幹を鍛えたところで、筋トレ特有の恩恵を受けることはできません。

理由5.普通の筋トレでもある程度刺激できる

アウターマッスルを鍛える「普通の筋トレ」でも、ある程度インナーマッスル・体幹を使います

ベンチプレスやディップスを行う際は、バランスを保つために肩のインナーマッスル(ローテーターカフ)が使われますし、スクワットをする際も身体がグラつかないように、体幹、股関節のインナーマッスルを使います。

ですので、普通の筋トレをしているだけで、実はインナーマッスル・体幹を鍛えることができており、目的が「ダイエット」の場合は、個別でインナーマッスル・体幹を鍛える必要はないのです

ただし、普通の筋トレでインナーマッスル・体幹が十分に使われるには、「ある程度の重量」を挙げる必要があります。「スクワット連続で100回」などの筋トレでは、インナーマッスルは鍛えられないことだけは覚えておきましょう。

結論

最後に、もう一度だけ言います。

「目的がダイエットの場合、インナーマッスル・体幹トレーニングは必要なし!」

「インナーマッスル・体幹トレーニングをする時間と労力があるなら、スクワットやベンチプレスなどの基本的なトレーニングをやり込むようにしましょう」

 

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